ブログであまり暗い内容を取り上げるのは不本意なのですが、人類史上でもかなりの危機といえる今、現状と思いを書かせて
頂こうと思います。
まず皆様ご無事でしょうか?
今朝衝撃の速報を見ました。
志村けんさんがお亡くなりになりました。
私たち世代の「日常」として存在するケンちゃんでした。
年々やはりそういった方がお亡くなりになって、自分の中の「当たり前」が失われていく寂しさは増えていってはいるものの、こういった形でそれが起きるといよいよ言い知れない怖さを覚えました。
ご冥福をお祈りします。さようならバカ殿様。さようならヘンなおじさん。たくさんの笑いをありがとうございました。
現時点で日本国内の死者のほとんどが高齢者に集中しておりますが、若いとはいえ油断は禁物です。
コロナに関しての正しい情報をきちんと周知して国民全員で感染を食い止める意識を持たないといけません。
「自分がかからない、かかっても死なない」と思って行動する事は誰かの大切な人の命を奪う事かもしれないと言うことを胸において責任ある行動をとれるといいですね。
吉原いちご園でもできる限りではありますが対策をさせて頂いており、手洗い消毒マスクの着用、先日は公共交通機関を利用しているスタッフを泣く泣く当分お休み
させました・・・。
しかし申し訳ないことに上記のように「感染させない、しない努力」とはいえ、ではいちご園を閉めていちごを捨てるという判断は今のところ自主的にはできないのが現状です。
私どものいちご園は、だいたい1月~6月で年間の収入を得てそれ以外は収入はゼロです。
なのでやはり来てくださるお客様をできる限り受け入れさせて頂くことしか選択肢がありません。
今日も仲間内で連絡を取り合って対策やこれからのことを話しました。
どのいちご園さんも同じでした。
「私たち開園してていいのかな・・・。」と誰もが後ろめたさを感じると同時に「今日は自分がうつるかもしれない」とおそるおそる過ごしています。
世界中が同じ状況にあることもわかっていますが、さすがに本当に不安です。
保証も何もなくSNSなどでは「おうち事時間」なんてゆるめの表現で扱われていますが、本当は世界中で失業状態にある人が続出していることにもっと危機感を持つべきだと感じます。
冒頭でも言ったように、確かにこんな時だからこそ暗く過ごしたくない気持ちもわかります。
でも多分それと現実を見ようとしないことは別問題なんじゃないかと思います。
暗かったとしても、聞きたくなくても、誰がどこでどんな立場で困っているのかを確認して連携を取り合うのが今の本当のSNSの使い道な気がします。
ただただプラスに物を考えるのではなく、きちんとネガティブな要素を受け入れた上でそれをポジティブに持って行くのとでは底力が根本的に違うのです。
私たちにできることやるべき事は何なのか今考えております。
この状況だとしてもみなさんが笑顔になれるようにどうしたらいいか。
私たちの原点はそこにあるので、みなさんの笑顔のために何ができるか必死に考えてみますね。
色々と書きましたが、こんな状況だからこそ感じられることもあるんです。
今日一日だけでも実はたくさんの人の優しさに触れました。ありがたくてありがたくて涙が出ました。
そしてみなさんすごくいい笑顔でした。
具体的にはわからないけれど、私たちもあんな風に「よし!がんばろう!」って思える笑顔で誰かを勇気づけられるようになること。
今の目下の課題はそれかもしれません。
先の不安はみんな同じです。
頑張りましょう。みんな繋がってます。